麻布の一問一答FAQ

シーリング・コーキングについて教えてください。

 2021年1月18日更新

シーリングのみの施工も可能です。

「今日はシーリングについてやります!」

外壁が綺麗でもね、俺が第一線で営業行ったりしとる時に見積もりに行くやん、家メッチャ綺麗やねん。
ど、どこ塗装するんですかって。

何で塗装する必要あるんですかと聞いたら、 『確かにそうや。麻布さんがおっしゃる通り、外壁がまだ綺麗だと思う。ところが、ちょっと見て、これ。』

壁と壁の間のシールがグジュグジュになっとる。

ありとあらゆる業者さんが家回って見て、
『このシール、ほっといたらこっちから雨が入ってね、家が悪くなっちゃうぞ。だから塗り替えた方がええよ』
と。そうやって言われたのでウチもそろそろ塗り替えないと、と思ってるお客さんが多いわけよ。

外壁まだ綺麗なのに、シールが悪いから外壁塗装を考えるお客さんが多いわけよ。

今日の時点でも多い。間違いなく多い、そういう所は。

じゃあ、そういうお客さんに対して我々はどういうアドバイスをするかといったら、シールだけやればいい。

改修工事だから。

改修工事は自由やからね。何やっても自由や!
塗らないのも自由やし、ここだけ塗るっていうのも自由やし、シールだけやるっていうのも自由や。

これ、ニーズや。

だからシールだけ悪いっていう所は、外壁は綺麗やな、付帯部も綺麗やな、軒天井も綺麗やな。
そういう所は全部塗装する必要が無いわけよ。


コストもったいないやん。
そういう所は、シールだけ打ち替えたらどうですか、という話。

そしたら費用どれぐらい?
10分の1ぐらいで済むんじゃない?
それで綺麗な家のまま、綺麗な家を再現できるやん。

俺達が考えてるのは、ボロボロの家で暮らすよりも、綺麗な家で人々が住んだらええなという、そういう事をやっとるわけやね。仕事で。

何も塗装しなくても綺麗な家は、塗装しなくてもええし。
シールだけ打ち替えたら綺麗な家におれるという家があったら、そういう提案をしなアカンやろ。

シールだけ変えるっちゅう事もOK。


シールが、いわゆる一番長持ちせんっちゅう事や。

長持ちせんのや。しゃあないねん、これ。

シーリングはなぜ劣化が早い?

シールってね、クニュクニュしとるやん。柔らかいやん。
カチカチのシールって見た事ある?もうシールじゃないよね。(笑)
シールっちゅうのは自然乾燥だろうが、人工的に無理やり乾かそうが、ね。

自然乾燥を”一液”といいます。
人口的に無理やり乾かすのを”二液”といいます。

シールにも大きく分けて2つあるんやけど。
人工的に無理やり乾かそうが、自然現象で自然乾燥しようが、『はい、乾きました』って言ったらね、指で触ったらフニャフニャしていないとあかん。


プニュプニュしとらんと意味ない、シールっていうのは。

だからプニュプニュさせる為に何の成分が必要かという事。

完成品なのにプニュプニュするやつは色々あるよね。
ゴムとか輪ゴムとか、何がある?
何かいま、ポリエステルか何か使ったニットもあるよね。

あっ!この前ユニクロでズボン買ったら、クソ安い1,980円のズボン買ったらピチピチなのにメッチャ動きやすいねん。
伸びるなんちゅうもんやない!本当。

(ポケットに)俺のアイコスから携帯電話から全部入っちゃうよ!

何や言うたらポケットが伸びとるから。こんな伸びる素材あるのかよ、と。
何が入ってるといったら、ポリエステルとか、ゴム系のやつも入っとる。
建築に使うゴムというのは伸び縮みする成分を入れなあかん。

これがいわゆる”油成分”。

油成分である以上、紫外線に弱いわけよ。
シールもね、ハッキリ言う。

壁に、もしシールしたらさ、室内やん、厚みによるけど、ここにシールしたら俺に言わせれば30年持つよ。
持つに決まっとるやん、家の中やもん。

でも、一度外にシール打つと10年持たんのよ。
これ、何でやっちゅう話。
外やから。紫外線当たるやん。
雨風まともに当たるやん、シール。

自分のユニットバスのシール変えたという人はあんまり聞かない。
ユニットバスを新品に交換するまで一回もシールの打ち替えしませんでしたって言う人も多いよ。
何でといったら室内やから。
外にシール打つと紫外線で油分が蒸発しちゃうよ。
油分が蒸発するとどうなるかというとカスカスになる。

砂漠の地面もそうやわ。
雨が降ったその日はベチャベチャしてヌメーっとしてるけど、水分が蒸発したら畑に使えそうな砂になって。
それでも干ばつが続いて雨が無くなると段々割れてくるやん。
割れた地面、見た事あるでしょ?
あれ、何で割れるのっていったら水分が無いから。


油成分も、水分も、何も無いと割れてくる。

シールもああいう現象になるわけ。
シールに油成分と水分が無くなっちゃうとカスカスになる、カスカス。
もう伸び縮みせぇへん。
これが”シールの劣化”というやつ。

それを長持ちさせようと思ったら、なかなか難しい。
油成分とらなあかんわけよ。

伸び縮みしないシールなんか意味がないわけよ!

シーリングが伸びる理由

”モジュラス”って知っとる?


シールには柔らかいやつと、そうでもないやつと、ちょっと硬めの種類とか、色々モジュラスでね、”数値化”しとる。
”モジュラス”って何?っていったらね、(ペットボトルを人差し指で押しながら)押す。
押したら凹むやん。
手を離した時にどの程度、元通りになるかというのを”モジュラス”という単位で、シールの中にも種類が色々ある。

モジュラス性能が低いやつもあれば、モジュラス性能が高いやつもある。

凄く伸びるシールか、少ししか伸びないシールかという、そういう種類や。

”モジュラス”という言葉を使って見極めをしてる。

外壁ってメッチャ動くやん。


地震きたら上下左右に動く。
という事はモジュラス性能が低いもの。

良く動くシールを打たなあかんやん。

例えばサッシがあるやん、サッシにシール打ったと。
動くガラスって、見た事あるか?動かんよ、ガラスは。
ガラスは外壁ほど動かんから。
こんな伸びるやつ、いらんやん。

伸ばそうと思えば伸ばすほど油成分、投入しないと。伸びるシール作れないから。

少なめや、動かない所はモジュラス性能が高いシール材でいいという事。
いわゆる硬いシール材作ってもええよっちゅう事。

硬いシール材と、柔らかいシール材とどっちが劣化早いといったら柔らかいシール材の方が早いに決まっとるから。
何でって言ったら、より柔らかくしないといけないから。
油成分、たくさん投入してあるから。
油成分が多ければ多いほど、蒸発するのが早いから。
そういう理屈なんです。

だからシール材が塗膜よりも劣化が早いというのは当たり前の事。

塗膜は乾いたら固体やから、つかないから。
だけどシール材というのは、乾いても動かなあかんから。

分厚くシールやったら表面は乾いてるけどナイフでえぐってみ。
奥の方はまだネチャネチャやで。
指につくやんというぐらいネチャネチャが一番ええわけよ。

シールにもそうやって色々種類があるわけ。
低モジュラスのシールもあれば、高モジュラスのシールもある。
変性シリコンもある、ポリサルファイドもある、アクリルもある、シリコンもある、ウレタンもある。
何か種類、仰山あるけど、そんなのはいちいち覚える必要ない。

シーリングの耐久性は〇で決まる!

シール材で覚えておかなあかんのは、シールの耐久性、長持ち度は何で決まるかという話。
ハッキリ言ってメチャクチャ簡単。

シールっていうのは、その厚みで決まる。

(眼鏡を持ち上げ)これ、俺の眼鏡や。この眼鏡のテンプル、つるの厚み5mmぐらいしかない。

こんだけの細いシールと、これ(ペットボトル)ぶっといよね。
直径何cmあるやろ?
こんだけぶっといシールとなら、こっち(ペットボトル)の方が丈夫に決まっとるやん。

シールは何っていったら、その厚みで決まる!
例外ない、厚みで決まる。厚ければ厚い程いい。
こんなシール材(ペットボトル程の厚み)何年持つこれ?
50年ぐらい持たへんか。
表面はカスカスになるよ。
年数とともにカスカスになるけど、ナイフでピューっと表面だけえぐってみ。
新品になっちゃうよ。
真っ二つにパーンと切ったらまだ中ね、多分ネチャネチャしてると思うよ。

これぐらいのシール材になると。
シール材というのは、その全てがランクで決まらない。

厚みで決まる!

で、シールを塗装する前に打つか、塗装してから打つかとか、色んな事あるけど、シール材というのは外壁塗装において、最近は窯業系サイディングの家が多いから、どうしても建築物にはシール材というのはありとあらゆる所に必要になってくる。

【窯業系(ようぎょうけい)サイディング・・・セメントや繊維質などを原料とした板状の外壁材】

なぜ外壁にシーリングが必要なの?

何で日本の建物にシールが必要かという事や。 まずそっから考えないと。

家を設計する人は誰?設計士や。

設計士もバカじゃないから『どこで建てる家ですか?今から設計しますけども。どこに建てる家ですか?』って聞くよ!

アラスカに建てる家と、名古屋で建てる家と、違うよ、やっぱり。

名古屋に建っとる家をそのままアラスカで建ててみ。
ヤバイよ。そうでしょ?

寒い所には寒い所にふさわしい建物。
暑い所には暑い所にふさわしい建物。
こういう所を考えて設計する人は設計するわけ。

日本の建物を設計する時に、何を考えるといったら、災害国、日本よ。


揺れる事を前提に設計するわけ。揺れる事を前提に設計する。

揺れるとどうなる?外壁揺れるよね。
(だから)外壁、動くようにした。

だから外壁と外壁をこうやって張る時に、離して張る。
動いてもええように。
離して張るやん。あれ、何で引っ付けて張らんのやっちゅう話。

引っ付けて張ったらひび割れした時にピャーってひび入るぞ。ぶつかりあって。
やっぱり余剰をもって、ゆとりをもって離して張ろうぜ、と。
ほんなら、動いてもええやん。

離れる、縮む。

こういう動きが地震の時に起きるわけや。
起きた時に、その中に水が入らんように、そこを塞ぐシール材。

シール材がこうやって引っ付いてれば元に戻るやん。
元に戻りやすいシール、動きの激しい所のシール、色んなシール材の種類があるけど。
シールっていのは、日本は災害国やから、揺れる事を前提に建物の設計をしてあるから。

“目透かし工法”っていうけど、外壁と外壁を離さないと、ここ空間あくやん。

そっから水が入っちゃうやん。
どうするのっていったら、そこをシールで埋めましょう、と。

こういう発想で、シールが日本の建物には必要。 シールなんか必要じゃない建物もあるんだよ。

で、そのシールの種類に色々あると。

一番知りたいのはシールの種類、塗装前、塗装後、何で長持ちしないかっちゅう話よね。

二面接着と三面接着について

シールは”三面接着”は知っとる?

外壁材と外壁材をこう張っているわけよ。
そこにシールをブチューっと張って、外壁張りました。こっちからも外壁張りました。

揺れる事を前提に造っているので、外壁と外壁は間隔空けてます。
そこにシールを打つわけです。
その間隔の所に下地があるわけです。

俺がシールしたら・・・俺をシールと考えて!(笑)
外壁張られました、こっちからも張られました。
外壁が動いた時に、俺(シール)も一緒に伸び縮みしなあかんやん。
その時にやで。背中、俺の背中までピチっと引っ付けちゃってみ。
左右でもシールで引っ付いてるやん。
左の外壁材と右の外壁材の俺、仲人や。

こいつらが地震が原因で夫婦喧嘩してみ。
『私あんた嫌や。』『俺もお前嫌や。』(シールは)こんなしか動かへん。
何でといったら背中引っ付いちゃってるから。
それを、三面接着はやめようっちゅう。

これが三面接着なの。

(左手)一面、(右手)二面、(背中)三面。
三面接着だと(シールの動きは)こんだけや。

建物の接着は”二面接着”しかあかんぞという理由は背中が自由なんよ。

背中が引っ付いておらん。

旦那と嫁が夫婦喧嘩したらこうなる(シールが伸び縮みする)やん。
背中引っ付いておらんから、メッチャ動くやん。

だから”二面接着”にしよう、と!

こんだけの理屈や、シールはね。
今、分かりやすくない?

だから二面接着でなくてはならんっちゅう事や。

で、用途によってシール材は全然違います。

モジュラスぐらいは覚えとった方がええな。

ピャーっと、指で押したら中々戻らんやつと、メッチャ戻るやんけっちゅう。
メッチャ弾力性がええなっちゅうシールと、色々種類があるっちゅう事やね。
種類はあってもシール材というのは全てにおいて、その厚みで耐久性が決まるっちゅう事やね。

まず、そこまでは覚えとかなあかんから。
だから建物見て、ここはシール材何がええなという事を瞬時にお客さんに最適な、1年でも長く長持ちするシール材を提案するスキルぐらいは持たなあかん。
厚みだけは絶対確保してあげなあかん。

だから今あるシールの上に増して打つ、今あるシールの上にさらに打つというのもええけども、なるべくなら今あるシールを根こそぎ取って、新たに打つという方が長持ちする。

何でといったら厚みが保てるわけや。
シールの長持ち度は厚みで決まる!

気を付けてくださいよ、シールの選択。

うちはこうしとるやん、皆知っとるやん、ウチのシール。

お客さんは塗料だけなにで塗るか選んでくださいって。
無機で塗るのか、フッ素で塗るのか、シリコンで塗るのか、それによってシール材はこっちで決めます、と。
もちろん、これに決めましたという事は予め報告するけども。

塗装する前にシール打つのか、塗装終わってからシール打つのかもお任せくださいって書いてあるやん。もちろん、黙ってやないよ。

最初に工事やる前に、これ選ばれましたねって、これ選んだ場合は、あなたの家はこういう風やから、塗装してから次のシールやります、とか。
シールの事はプロでもあるまいし、深く考えないでください、自由に選んでください。
コレ選びましたね、そうするとウチは、これを塗装する前にシールを打ちますって、こういう提案を、独自で。

ウチのとこに任してくださいって、こうやってやっとるやん、ウチ。
俺が会社を設立して19年前からそうやってやっとる。
シールの事までお客さんにご負担かけたくないという気持ちや。

後は保証工事やから。
俺の意図しない、ウチは何がなんでも塗装の前にシールしてほしいというお客さんがおったら、それもニーズやなと思ってやってみ。

5~6年でシールの所が割れたらウチ、直しに行かなあかんやん。

そんな事目に見えとる。
これは先に打っちゃダメです。これは塗装してから打ちます、とかそういう専門的な見解はこっちがお示しします、と。
何でって言ったら保証工事やから。そういう考え方や。

言ってる意味わかるよね?

柔らかい所に硬いもの塗ったら割れるよね。違うか?
硬い所に柔らかいもの塗っても大丈夫やで。
でも柔らかい所の上に硬い物塗ったら割れちゃうよ。ひび入る。

何でと言ったら動くものに対して動かないものを塗っとる。

だからシールの選択というのは一発で終わらん。
これから10回ぐらいやらなあかん。

今日やれるのは、シールの役目。
シールの耐久性、なぜ悪いか。

油成分が必要やから、伸び縮みしないと意味がないから、シールの意味がないから。
そういう成分を混ぜなあかんから、シールの成分として。
シールは長持ちしないんだと。蒸発するから。

でもシールというのは厚みで長持ち度が決まると。
種類なんか関係ないよ、とにかく厚みで決まる。

だから厚み確保する事を大事にしろと。

シールを塗装する前と、塗装してからシール打つのと色々、分別が現場によって違うから、そこを気を付けろ。一番悪くなるのは、シールからやぞ。

自然乾燥で乾くのと、人工的に無理やり乾かすのと2種類あるからな。
二液と一液ぐらい覚えろよ。(笑)

ガッカリさすな、俺を。

シールっちゅうのは厄介ですよ。

顔料で色を付けた緑色のシーリングはどうなるの?

最近シールの問題ってなんか起きた?
緑色のシールね、これは、シールを色付ける時”トナー”っていうので色付ける。顔料や。
いわゆる”顔料”で色付けるわけや。

シールも例外ではないという事。
白のシールと緑のシールとでは、緑のシールの方が早く劣化する。


緑のシールなんか打ってみ、油成分やで、シールって。

まともに紫外線が当たったらどうなるかと言ったら、黄緑色通り越すわね、若草色通り越すわね、段ボール色になる!

これはシール材を塗ってからシール材の油成分が紫外線で蒸発しないように、シールを打ってから上から塗装して、塗膜でもってシールが直接紫外線が当たらないようにしてやるという工夫が大事だった。

緑のシールと、白いシール打ってから上から緑色で塗装したシールとどっちが長持ちするって言ったら、塗装してあるシールの方が長持ちするに決まってる。
割れる、割れないは別として。
そういう考え方が必要だと思います。

今度また詳しくやるわ。
とても10分では説明しがたいよ。

でも、ここまでシールの説明は分かるよね。
“二面接着”と”三面接着”の違い、分かるよね?
災害国日本だから、シール材が必要なのはわかるよね?
それぐらいはやっぱり覚えておいてください。

じゃ!そういう事でお客さんに、しっかりシールは提案してください。

後ね、今簡単に動画とか撮れるやん。
動画で、こんな状況だけどどうしましょうかとか、まぁ一応経験豊富やもんな。
ここにいる中で俺が一番経験豊富やん。
動画で見せてくれれば的確な指摘ができます。
ここはこれ使え、あれ使え、ここは塗装する前にシール打て、とか。

シールは一番敏感になってください。

動くからしゃあない。
動いて切れたら、両方切れるっちゅう事はないからね。
シールは必ずどちらか片方が切れる。
いや、本当よ、理屈的にそうや。

もしパッと見て左側だけ切れてたら、全部左かなと思って家をぐるっと回るやん。
全部左が切れてる。
シールの切れ方というのもある。

今日はシールの第一弾はここまで!
ありがとうございました!