塗装業界に思ふ! 麻布チャンネル
2020年12月2日更新

塗装の仕事はなくなっていくのか?
皆さん、こんにちは!
「今、不景気ですけど、この先どうなりますか?」
景気が?・・・その事に関して喋りたいっていう気分が乗らんな。
「来年の景気、消費税とか」
ペンキ屋がどうなるかという事?
「そうですね、我々、塗装業界はどうなるんですかね?」
ペンキ屋さんは、これから仕事無くなる事は無いですよ。
ドローン飛ばしても、飛行機乗っても分かるやん。建物メチャクチャあるよ。
建物が悪くなるのは、そこに消費税率は関係ないよ。
消費税が5%だろうが15%だろうが、建物は毎日悪くなります。
昨日より今日悪くなる。今日より明日のほうが悪くなる。
よくなるというのはあらへん。
突発的に、急に異変が起きて良くなるなんてあり得ない。
古い瓦は年々コケが生えてきて、苔が生えたおかげで雨漏りが止まったっちゅうのもある。
稀にみるケースで。その苔をキレイに掃除しちゃったら、また雨が漏ったという。 ああいうの幾らでもある。
昔はそうやって雨漏り封鎖しとったよ。
ところが建物は毎日悪くなる。
そういう意味では建物を守る仕事、観点から見たらペンキ屋の仕事が無くなるのはあり得ない。
まぁ、不景気は間違いない。不景気にはなる。
格差やな。金持ちになる人はもっと金持ちになるよ。 だけど貧困になる人はもっと貧困になる。
俺が貧困層やから良く分かる。(笑)
貧困、貧困。俺は貧困層の代表やと思っとる。
『バカやろう金持ち』って若い頃はそう思ってたけど、今は違う。
あ、金持ちさん凄いなと思う。
金持ちの人って、やっぱり人格者が多いし、やっぱり俺みたいな貧困層が遊んでる時に働いて、寝てる時に考えて、ボーっとしとる時に動いて、やっぱり全然違う。
若い頃は、ただの妬みで金持ちバカやろう、富裕層バカやろうって思ってたけど、今は全然違う。
自分より、ちょっとでも富裕層の人を見たら俺よりも努力してらっしゃるんだろうな、知恵を使ってらっしゃるんだろうなって。
その職場で無くてはならない人材にのし上がってるんだと。 社会にとって無くてはならない毎日を送っているんだと。
っていう、そういう解釈が今、俺出来るから。昔と全然感覚が違う。 いわゆる妬まないという事。
俺ここ6~7年、全然人を妬んだ事無い。
素直に凄いところは凄いなと思えるし、凄い人は凄いなと思えるようになってきた。本当に。
塗装業界がどうなるかは、そこがキーポイントになるかも分からん。
塗装業界に必要なのは〇すること!
日本中のペンキ屋が、実はですよ、手を組んで人様の家をしっかり塗ってあげる。
もっと言うと、大きなスケールで言うと人様の建物を日本中の建物を守ってあげるという職業は、ペンキ屋しか無いんやで!
そのペンキ屋同士が、本当は横の繋がりで、手を取って、仲良くして情報交換してやっていけばそれが一番いいよ。
それを俺は企んで12年前にボランティア団体作ったり。
今、皆知っとるか分からんけど、日本塗装名人社という会社やったり。
色々しとるけど。
中々ね、仲間が増える分、日本中のペンキ屋と手を組める分、それに比例して『なんやあのオッサン』『なんやあの団体』っていう、そうやって良く思わないペンキ屋も多い。
事実、多い。
俺も12年前、ボランティア団体作った時、ありとあらゆる人にガンガン批判されたからね。
でも、あのこれね、性格の問題。
俺、批判全く気にしないから。全く気にならない。
もし、批判する人がおったら、君と俺とは考え方が違うから、そこで俺は割り切っている。
批判する人、頭に無いから。
あとね、本当はそれが理想なんだけど、これはやむを得ん。
あの、どういったらええかな。
批判するヤツは100%ペンキ屋です。
何でって言ったら俺ペンキ屋やから。
アリストテレスの言葉であるよ。
アリストテレスの名言で『人は似たものを妬む』。
陶芸家は、陶芸家を妬む。
本当。プランクトンやないよ、プラトンの弟子やったね。
哲学者、プランクトンじゃないよ。
プラトンの弟子やったアリストテレスの有名な言葉。
陶芸家は、陶芸家を妬む。
人は似たものを妬む。
だから俺が陶芸家に妬んだ事、1回も無い。
サントリーのトップ営業マン、俺は妬んだ事無い。
携帯電話の会社、auとか、ソフトバンクとか、NTTドコモを妬んだ事、一回も無い。
俺がもし、人を妬むとしたら同業者のペンキ屋さんだろうな。
ペンキ屋さんを妬む。
だからペンキ屋はペンキ屋を妬む。
そういう世界。
どうなっても妬む。
だったら人を妬むペンキ屋よりも、人から妬まれるペンキ屋になったほうがいい。
違う?これは男のロマンや。
だから妬まれるのも覚悟の事で良し。
ボランティア団体やるぞと。
『こんなもんボランティア団体なんかね、陰徳を積もうと思ったら黙ってやるべきなんやけど。』って。
俺の考え方は違ったから。
後世よ、後に続け!という気持ちがあったから。
どっかボランティアしたら、『ボランティアしました』って公表するわけやで。
もうそこで陰徳を積めないよ、そこで偽善者になるんですよって。
偽善者でも『ボランティアやっていきましょう』、『継続していきましょう』としか思ってない。
しかも日本国内ならず、世界にも行きましょうというような感覚でね、やってきたわけよ。
これ妬まれるわ。
妬まれるのは、凄いから妬むんじゃない。
同業だから、なにか過去に無い事をやると力が無くても妬まれる。
妬まれてもいいという覚悟があってやり始めた。
だから塗装業界、今後どうなるかと言ったら仕事はあると思うけど、アリストテレスの言葉で『ペンキ屋は、ペンキ屋を妬む』。
足の引っ張り合いが、もしあったとしたら塗装業界はあんまり成長しない、成長しないと思う。
やっぱりペンキ屋はペンキ屋と手を組んで、より良いサービスを『どうやったら塗装がいいんですか。』とか、塗料メーカーさんと、製販総一体というけど。
塗料販売店も消費者さんも俺本当、心配や。
あっ、これ今度やるわ。題材でね。
その内、日本中にある塗料販売店さん無くなっちゃうよ。
でも、やっぱりペンキ屋ってね、塗料販売店と共に成長するんです。
コーキングが足りない時、『あっ!コーキングが足りん!』メーカーに電話して『今すぐ持ってきて』と言っても持ってきてくれるか?
「持ってこないですね。」
それを今迄ね、『あー、そうですか、現場困ってますか。じゃあ、ワシのとこ持ってきますわ。』って持ってきてくれたり、二人三脚でやってきたのが塗料販売店。
ペンキ屋はメーカーから直買いというよりも、やっぱり塗料販売店と一緒に成長しなあかんという縮図は今後も変えたくないし。
あと、塗料メーカーさんも末端のお客さんが、どんな風に塗られたら喜んどるの、悲しんどるの、疑問に思っとるのって知らんから。
作る迄が仕事やから。
だから作る側の責任と、我々ペンキ塗る責任側がタッグ組んで。
メッチャいいサービスを送れる!
塗装のクオリティを下げないためにも・・・
塗装業界がこれからどうなるのかっちゅうのは、仕事は無くならないと思う。
ところが優秀な塗装職人は年々減ってますから、クオリティは下がるやろうね。
あと15年もしたら外国並みの品質になる。
今迄は優秀な職人がおったから。誰って、俺みたいな!(笑)
優秀やったよ。現場出とる時、1回もクレーム無いで!
ところが、そういう人間が年齢とともに現場を引退するやん。
次なる30代、20代、10代の人っていったら、中々ね。
年早くして独立しちゃうし、あんまりクオリティにこだわらない。
どちらかというと利益にこだわったりしちゃうと、クオリティは低くなるやろな。
塗装の品質は低くなる。
あとは、そういうペンキ屋同士の横の繋がりは、今はSNSがあるから絶好のチャンスなんだよ!
日本中のペンキ屋が手を握ろうぜって言ったら絶好のチャンスなんだけど、アリストテレスの言葉で『ペンキ屋は、ペンキ屋を妬む』っちゅう縮図がある。
これは時代がどんな時代になろうが、そこに人間が主体である以上は、必ず妬む輩がおるから。
あそことあそこが手を組むなら、ワシらもワシらと手を組もうよって、必ず分散するから。
その塗装の団体に敵対する様に、まるで敵対するようにタッグ組むから。
俺はね、バチバチやりあうよ。
だから、あんまり良くはならんと思う。
ところが1番、数の多い所が、1番ペンキ屋同士で手を結んだ数の多い団体がリーディングカンパニー、リーディング団体になっていくしかないよ。
そういう所がね、やっぱり塗装業界をこういう風にしたい、ああいう風にしたい、こういう風にすれば、そこにおるお客様が喜んでくれるやないか、という感覚で話し合って情報交換していけば、もの凄い良くなるよ、塗装業界。
確かにそうや、仲良しちゅうのは、切磋琢磨というのは、決して仲良しならないかんという意味じゃない。
あんまり仲良しになってね、上手くいくかっていったら、仲良しこよしなんてのはサークルでもあるまいし。
仲良しこよしが必要かっていったら、そんなに重視するものでもない。部活動でもあるまいし。
いい意味で認め合って、リスペクトし合って、互いに切磋琢磨して向上していくという意味で、そういう意味での仲良しは必要。
つながりを大切にして、生き残っていく
塗装業界はこれから繋がるべき。
繋がらないと、多分生き残れない時代になる。
ウチもあれでしょ?毎年、北海道とか冬の時は職人さん、期間限定やけど来てくれとるやん。
これも塗装同士、ペンキ屋同士、付き合いがあるから出来る事であって。
ペンキ屋がペンキ屋を妬む、恨む、羨ましがる、そういうのがこれからも、過去も、今もある事。
せめて私達が、株式会社麻布が同業他社と仲良くして。
仲良くってさっき言った意味で。
仲良くして、切磋琢磨して、一軒でも多くの家を塗りたい。
ウチは全国展開、確かにしとるよ。
しとるけど、何で全国展開しとるか分かっとる?
ウチの塗装サービス、メッチャ評判いいよ。
自分で言うのもなんやけど。(笑)
人が言ってくれんから、自分で言わなあかんよ。
ウチの塗装サービス、評判いいよ。お客さんに。違うか?
お客さん、メチャクチャ喜んどるよ。
その塗装サービスを1人でも多くの人に味わってもらおうと思って、その想いが強くなってみ。自ずと全国に営業所出したくなるやん。そうでしょ?
だから、その延長線に今ね、全国に営業所がある。そんだけの話やぞ!
なんか営業所出したらヤバいとか、凄いとか、営業所を出したら会社が大きくなるとか、小さくなるとか、関係あらへんからね。
営業所なんか出してもね、そんなもん営業所の人間が変な仕事やってみ。
今迄は1回や2回、目を瞑っていたけど、来年からはハッキリ言う。
変な仕事やった営業所は閉鎖するからね。
今迄は足し算やった。これからは引き算入れるから。
閉鎖!もう問答無用で閉鎖。
だって汚点付くやん!
一生懸命こっちがお客さんに喜ばれようと思ってやっとるのに、お客さんに叱られるような仕事をやっとるような営業所が、もしあったら、こんなもんは一緒に手を組めんやん。
そういう手を組む、手を組めんというのはペンキ屋である以上、クオリティによるよ。
会社の考え方によるよ。そういう所とは手を組める。
なんでもかんでも手を組もうぜっていう事やない。
金儲けだけが目的でやっとるペンキ屋さんもおるやん。
メチャクチャ仕事は下手くそやけど、マーケティングが上手で仕事取っとるペンキ屋さんもおるやん。
そういう所と手を組めるか?そうでしょ?
なんでもかんでも手を組めばいいっていう事じゃないし。
そういう志が高い所とか、志なんか無くても建物1つを責任で、もらったら完璧にこなす。
完璧にこなすペンキ屋同士が手を組んだら、いい事があるんじゃないかな、と。
質問としては『今後の塗装業界どうなりますか?』という話や。
今後の塗装業界は、塗る所は沢山あるんやで。
塗装業界自体が1つになって、優秀な所と優秀な所が手を組んで。
優秀な所は、愚かな所とは手を組めんからとハッキリ言う。
一瞬は手を組んでも、3か月もしたら『あれ?ココとは手を組まんほうが良かったぞ。』
って必ず分かるから!
そりゃもう分かるに決まっとるやん。
そうなると淘汰されるわ、そういう所は。
素晴らしい所と、素晴らしい所が必ず手を組むから。
そういう所がリーディングカンパニーになって塗装業界を引っ張っていけば、俺は塗装業界はまだまだ明るいと、そう思います。
皆も塗装業界で働いているヤツやで。
日々、精進してほしいと思うし。
一人のお客さんも変な風に思わせたらあかんで。
俺なんかFacebookとかで嫁、子供、全面に出しとるんやでね。 あのオッサンの会社、ああやって言うだけで、変な仕事したやんけ!ってなったら俺、全責任取らなあかんよ。
俺がSNSで家族まで顔出してるのは、ハッキリ言って逃げも隠れもしませんっちゅう俺の意思表示や! ワシャ、逃げも隠れもしません。
ウチの営業所でも、万が一、全営業所見て歩くわけにいかんからね、でもお客さんが『なんじゃコレ!?』と思って私に指摘くれれば、私が責任を持って、これは明らかにウチの営業所がおかしいと思ったらウチが直しますよ。 それぐらいの責任持ってやっとるっちゅう事よ。
だから塗装業界は必ず明るくなる。
良くなるけども、アリストテレスの言葉。『ペンキ屋は、ペンキ屋を妬む。』
だから唯一、自分こそはね、同業他社、似たような人を妬まないように。
例えば30代女性でいったら、30代の女性を妬むわけよ。 そういう事になるわけよ。 同じ30代独身を妬むわけや。
あっ!そうや。 その30代の独身女性が急に結婚したら、幸せそうに見えたら『チクショー、あの人』って。 『私、ちょっと見たけども、絶対離婚するよ!あの二人。』 え?根拠はなんですか? 『なんか分かるもん!私。』(笑)
それを”妬み”っちゅう。
51歳の営業マンや、51歳の塗装の営業マンや。 塗装の営業マンを妬む人間はなにかって言ったら、塗装の営業マン。 同じ年代の塗装営業マンを妬む。 まぁ、年代は関係無い。塗装の営業マンを妬むわけよ。 自分よりも成績優秀な同僚が入ってきたら、ねっ!イヤな訳や。 チッ!イヤやなって。 俺の成績より上いっとるやつが凄いからイヤやな。こう思うわけよ。
そういう事。 俺で言うと、最近なんか頭めっちゃハゲてきたやんけバカやろう。 剃っちゃおうかなって思うもんね! 頭フッサフサ、フッサフサの人見るとクソー!!(笑)妬む、妬むわけや。 替えてくれ!って。そうなるわけや。
そういう妬みが無い自分自身になったら、その会社も自分自身も、逆を言うよ、伸びるっちゅう事や。 そういう人生、そういう会社作りをしていきましょう!
どうもありがとうございました!