コーキング(シーリング)
2020年10月15日更新

シーリングは、外壁塗装や屋根塗装で打ち直すのが常識です。
シーリングの状態が良いから、といって、その上から塗装するのは絶対にNG。
今は良くても、すぐに悪くなります・・・。(そういうのを「安物買いの銭失い」と申すのです。)
建物のリフォ-ムは「将来」を見据えなきゃなりません。
普通に考えて、外壁塗装、屋根塗装を施工する現場においては、おおよそ、築10年~15年は経過しているお宅が大半です。
築10年経過していたら、見た目はよさそうでも、シーリングも経年劣化は相応にしています。
既存のコーキングを残して、打ち増し、なんていう方法もよく聞きますが、これもダメです。
打ち増せるだけの空間ができている=コーキングが痩せているのです。
そんなもの、絶対に長持ちしません。
そしてこのシールにもいろいろございます。
シーリングも20年耐久が当たり前です
まずはシーリングのうんちくから。
シーリングは、 2液の変成シリコンといい、ブリードタイプとノンブリードタイプなるものがあります。
よく、外壁サイディングはきれいなのに、シーリングの箇所が、黒ずんでるのを見たことありませんか?
ノンブリードタイプは、黒ずまないもの、黒ずんでしまうのはブリードタイプといわれますが、わざわざ、ブリードタイプをうたうシーリング材はありません(笑)
基本的に、2液のノンブリードタイプがいいわけですが、これを超えてくるものが登場しました。
オート化学さまの「ネオウレタン」!「オートンイクシード」なるシーリング材です。
これはいい!どうしてもいい!
一般的な通常の2液の変成シリコンのシーリングは、耐久性でいうと、もって10年。
ところがこの、オート化学さまのオートンイクシードは、メーカーが30年耐久と謳うほどの耐久性。
麻布もまだ創業19年目(2020年10月現在)ですので、真偽のほどは検証できませんが、30年耐久をうたうだけの可能性は感じますし、これなら、10年は自信をもって保証できる!
通常のシ-リング材は全てがフニャフニャしてます。
この、フニャフニャする完成形を作るには「可塑剤」なる、オイル状の「油成分」がどうしても必要なわけです。
でないと、伸び縮みする製品が作れませんからね。
この「可塑剤」なるものを、柔軟性をもたせる為にシ-ル剤に含むのです。
しかし哀しいかな、そのオイル状の可塑剤、日光にあたると、オイル状のせいもあり、時間と共に表面に染み出してきます。
私達が必死に塗った塗膜にベタ付き、空気中の埃や、汚れをくっつける…そこだけ黒ずみ美観を損なう…。
これがブリ-ド現象。
さらに、可塑剤が抜けた後のシ-ル剤は、女房に逃げられた亭主のように、元気を無くしカサカサのパサパサ…。
段々と柔軟性を失い、最後には剥離や亀裂を引き起こす。
これがシ-ル剤劣化の仕組みです。
しかし、本当に可塑剤を含まない「完全ノンブリ-ド」、可塑剤に「類似した成分」すら配合してないのだから、正真正銘「パ-フェクト」なシ-ル剤が「ネオウレタン」!
可塑剤を含まないのに柔らかいシ-ル剤。
さらに、LSポリマーを配合して、シールの柔軟性を長期間維持できるようにしたのが「オートンイクシード」。
サイディングとサイディング、サッシとサイディングなど、部材の隙間を埋めるシーリング。
ここが痩せてしまっては雨漏りを防ぎようがない。
だから、麻布の塗装の時には、このシーリングにもこだわります。
ただ、このネオウレタン、2液変成シリコンとシールと比べて、少々お高い。
それでも、その費用分以上の価値は、絶対にある。